

オフ会
ONE FOR SEVEN《17》では、定期的にオフ会を開催しています。
オンラインゲームで人と知り合って実際に会うのって危険じゃないの? と聞かれることもありますが、うちのコミュニティはメンバーを厳選していますし、ゲーム内である程度信頼を築いた人としかお会いしていませんので、トラブルが起きたことはありません。
確かにインターネットが登場した頃から、ネットを介した人との出会いは危険と言われてきましたし、きちんと相手を選ばなければトラブルに巻き込まれることは十分に考えられます。
ただ、インターネットが普及した現在では、ネット上だけなら安全かといえば、そうとも思いません。根拠なく意図的に嘘を拡散させる形での特定個人への誹謗中傷や、それらの偽情報を安易に信じて扇動されてしまった人たちが起こす炎上騒ぎやネットリンチも多く、それによって傷つけられた人が自ら命を落としてしまうという痛ましい事件も増えています。インターネット(SNS)の利便性の裏にある負の側面と言えるかもしれません。
お互いに顔の見えないネット上でのコミュニケーションは匿名性が高く、いつでも逃げられる安全な立場にいるという勘違いをしやすいもので、対面関係では絶対にしないような態度や言動をしてしまったり、むやみに他人を攻撃してしまったりする人が多くなります。また、根拠のない嘘を簡単に事実と鵜呑みにしてしまい、偽情報に支配されて不毛な攻撃に加担してしまう人も少なくありません。普段は抑え込んでいるその人の本性を溶け出させてしまうのが、インターネット(SNS)の怖いところです。
『ゲームのなかも現実の一つ』をスタンスとして掲げている『ONE FOR SEVEN《17》』では、そういったオンライン上の脱抑制効果(Online Disinhibition Efect)を許容していません。けれども、MMOで遊んでいるとどれだけ穏やかな人も、ついつい楽しくなったり興奮するとODEによって他人を傷つけてしまう場面が出てきてしまいます。
それをある程度緩和、抑制するために考えたのが定期オフ会です。

『ONE FOR SEVEN《17》』ではオフ会を開催しています。
深い人間関係を正しく築くためには、対面でのコミュニケーションが不可欠です。MMOを遊ぶうえで音声や文字を使ったチャットによるコミュニケーションは重要ですが、相手に伝えられる情報は限られているため、対面を越えることは絶対にありません。
コロナ騒動によって、テレワークやリモートワーク、オンライン会議などが増えた時期もありましたが、あの頃に、人と直接会って、相手の表情を見ながら会話をして食事の時間を共にするということの大事さを痛感した方は多いのではないでしょうか。
人は誰でも、「自分もしっかりどこかのコミュニティに所属していて、仲間から受け入れられているんだ」という安心感を覚えていると、自然と心が満たされますし、リラックスできる。食欲も沸きます。家ではお酒があまり飲めない人が、みんなと食事をしているときはたくさん飲めるというのも、他人と心からつながっているときの安心感からくるものです。
私もチーム結成当初は、ゲームで知り合った人と実際に対面するというオフ会には抵抗がありました。けれども、何度もオフ会を重ね、メンバーのみんなと食事や会話、レクリエーションを楽しむことで、当初感じていた緊張感はなくなりました。そしてなによりも、ゲームで過ごす時間が直接お会いする前よりもリラックスして楽しくなったのを実感できました。オフラインでの良い関係ができると、相手のことをより理解できますし、コミュニケーションも円滑になる。その円滑さが、困難なレイド攻略時にも必ず活きてきますし、ギスギスや緊張感をほぐしてくれるポジティブな要因になることは間違いありません。
最近では、ゲームで知り合った仲間とオフ会で食事をするというよりも、リアルの知り合いと一緒にFF14を楽しんでいるという感覚のほうが強く、オフ会を継続してきてよかったなと感じています。勇気をもって参加してくれるメンバーの皆さんには感謝の気持ちしかありません。ありがとうございます。
どれだけ素敵なレストランや美味しい食事も、ひとりでは台無しです。
美味しさ・楽しさ・嬉しさは、誰かと共有すると何倍にも膨れ上がります。
食事もレイドも、みんなで笑って共有するからこそ楽しくなるんですよね。